東大の一年生の授業ってどんな感じ?(Sセメスター必修編)

東大の生活

こんにちは!東大生ブロガーのこくれんです。

今回は東京大学での一年生の生活を振り返って、僕がSセメスターで履修した必修の授業についてご紹介しようと思います!

セメスターとかタームって何?っていう人は以下の記事を先に読んでみてください!
東大の学期割ってどんな感じ?セメスター、タームって何?

この記事を読むと以下の疑問が解決されます!
  • 東大の一年生って忙しいの?
  • 東大にはどんな授業があるの?
  • 東大の授業って難しい?

僕は理科一類で入学したため、理系の方には特に参考になると思います。

東大の授業は基礎科目、総合科目、主題科目、展開科目の4種類に分かれています。ほとんどの授業が基礎科目と総合科目に分類されていて、総合科目の一部の科目と基礎科目がいわゆる必修に分類されます。

今回の記事では東大に馴染みのない方にも分かりやすいように、必修と選択授業という形で分類して、必修の授業についてご紹介します(東大公式の分類ではありません)。

1Sの選択授業についてご紹介した記事はこちらからどうぞ!
東大の一年生の授業ってどんな感じ?(Sセメスター選択授業編)

必修授業

数理科学基礎

変な名前で何やってるのかよくわからない授業名ですが、平たく言えば数学の授業です。これはS1タームのみ、週2回で開講されます。週2回開講されますが、担当する先生は2人いるため、実質的には独立した週1回の授業が2つある感じです。

一方の授業では微積の内容を扱い、もう一方では線形代数の内容を扱います。これらはそれぞれS2タームで微分積分学線形代数学という名前に変わります。なぜこんなややこしい仕様なのかはよくわかりません。

微積分野については、マクローリン展開やテイラー展開を習ったり、逆三角関数の微分や積分を習ったりします。線形分野では行列の計算方法を習います。どちらも東大が無料で配ってくれる教科書が結構わかりやすいので、しっかり読んで付随の問題を解いておくと良い成績が見込めるかと思います。

東大は数学ができる人が多いので、よくわからないところはクラスの人に聞けば誰かが教えてくれます。友達づくりの大切さはこの辺で痛感します。

成績評価はテストと課題だったので、テストが詰んでもちゃんと課題をやっておけば救われる仕様になってます。ただし、テストが詰むようなやつはだいたい課題もやってなかったりするので、あまり救済措置としての意味はないかもしれません。

数理科学基礎演習

さっき紹介した授業に演習の二文字がついたものです。これは週1回の授業で、隔週で微分演習と積分演習が切り替わります。基本的に先の授業で学習した内容を踏まえた演習問題を解く形式になってます。数学は問題を解かないと身につかないということは受験時代に嫌というほど理解していると思いますが、それを再認識する授業です。

さっき聞いたばっかなのに一個も解けない……

みたいな絶望を何回か味わうことができます。ちなみに、僕の担当の先生は出席を取っていなかったので、週を追うごとに少しづつ授業参加者が減っていました。

成績評価はレポートやテストで決まる場合が多いようです。僕の場合はオンラインのテストでした。資料の参照が可能だったので、余裕かと思いきや、資料が見れても難しくて、無事に撃沈しました。しっかり勉強することは大事だと思います。

ちなみにS2タームでは数理科学基礎の名前がそれぞれ微分積分学、線形代数学に名前が変わることもあって、演習の授業も数学基礎理論演習という名前に変わりますが、中身はあまり変わりません。

微分積分学・線形代数学

これらはどちらもS1タームで数理科学基礎が開講されていたコマに合わせてS2タームで開講されています。本質的には数理科学基礎の延長で、特に授業内容が変わるということはありません。

ただし、S2タームからは少し内容が専門的になるため、必要に応じて適宜教科書を買い足す必要があります。

中国語一列・中国語二列

第二外国語の授業です。なぜ一列とか二列というのかはよくわかりませんが何か理由があるのだと思います。昔の何かの名残と聞いたことがありますが、そのあたりも定かではありません。

授業内容は教科書を進めていきながら、文法を解説すると言った感じです。一列と二列で授業内容は特に変わりませんが、先生が違うため教え方が違うことはあります。一列の授業で10ページ目まで進んだら、二列の授業で11ページ目から進めると言った形で授業が進んでいきます。

他大学の第二外国語の授業と比べてもしんどが、めちゃくちゃ早いです。そのため、きっちり復習しておかないとテスト前に白目向いてぶっ倒れることになります。僕はギリギリ黒目のままでテストを迎えることができました。

中国語で一番ヤバいのは拼音(ピンイン)を覚えることです。拼音とは、英語でいうとこの発音記号のようなもので、英語を勉強するときはあんまり発音記号を意識していなかったため、中国語でもそんな感じでいいやとか考えていると後悔します。なぜなら、拼音がわからないと中国語のタイピングができないからです。死ぬ気で覚えましょう。

逆に、拼音さえ覚えてしまえば、漢字をだいたい知っている分他の外国語と比べて学習は容易だと思います。頑張りましょう。

隔週で対面があったため、この日はクラスの人と交流できる機会でした。コロナ憎し。

Aセメスターからは中国語二列の授業がなくなって、中国語一列の授業だけになります。

英語一列

英語一列は英語の教科書を用いて読解の演習をする授業です。テストが暗記すぎるので、評判は悪いです。あと、テスト用紙が無駄にカラフルです。

二次試験の英語の成績に応じてG1、G2、G3の3つのグループに分類されます。それぞれ上位10%まで、上位40%まで、残りの60%といった割合で分けられているらしいです。

ちなみに推薦入試の合格者は二次試験を受けていないため、推薦合格決定後に受けさせられる英語のテストで組み分けが決まります。僕はミスったのでSセメではG3だったものの、Sセメのテスト頑張ったのでAセメではG2に昇級しました。

上のクラスほどディスカッションが増えるなどしていて、習熟度別授業のような感じです。逆にG3のクラスでは、教科書内容を丁寧に解説する形式の授業でした。

英語中級

英語中級は厳密には必修ではなく、他の授業で代替することが可能です。しかし、ほとんどの人が英語中級を取るため、ほぼ必修のような扱いになっています。授業内容は先生によってまちまちで、ディスカッションを行う授業もあれば、小説を読み取ったりTOEICの対策をしたりする授業もあります。イメージとしては、「英語を使った普通の授業」といった印象のものが多いです。

僕が取った授業は科学の授業でした。帰無仮説やゲーム理論のナッシュ均衡などの科学的な概念を英語で扱うといった内容です。日本語で説明されてもよくわからないものを英語で説明されて理解できるはずもなく、結構難しく感じました。もちろん理解できるところもあるため、なんとか追いついていくといった感じでした。

幸い、成績評価がレポートだったため、結構時間をかけて取り組むことでそこそこの成績を得ることができました。推薦合格者は進振りがないため、あまり点数を気にせず興味のある授業をとれるという点が活かせたのかなと思います。

ALESS(アレス)

思い出したくもないALESS。英語で論文を書く授業です。そもそも論文の書き方すら習ってないのにいきなり英語で書かせるという謎システムの被害者は少なくありません。僕もその1人です。

毎週決まったセクションを書き進めて、添削を受けて、書き直して、アンケートをとって、分析して……

毎週毎週締め切りに追われるジャンプ作家の気分が味わえた気がします。僕のところではアンケート調査だったので、まだマシだったかもしれませんが、他の先生のところでは実験をしなければならないところもあったようで、その場合はもっとしんどかったかもしれません。

ただし、しんどいからには得るものも多く、引用の書き方やアカデミックライティングについての知識が深まりました。怪我の功名みたいなやつですね。多分違います。新入生の方は頑張ってください。

熱力学

高校時代は物理選択だったため、途中までの内容(熱力学第○法則)みたいなとこまでは余裕だと思って、あんまり聞いてなかったらいつの間に全然訳のわからない内容に入っていました。大学の授業の洗礼を受けた気がします。

偏微分とかまだ微積でちゃんとやってもないのに授業で出てきたりしました。怖いです。

テストもあんまり埋められなくて、Sセメの授業の中で唯一落単を覚悟しました。幸いなことにレポートとテストの総合評価で成績がつくため、レポートを頑張りまくって事なきを得ました。よかったです本当に。

みなさんはこんな限界大学生みたいなことはしないでください。

力学A

これも熱力学と同じノリでうけていたら、いつの間にか難しくなっていました。物理選択者でこんな感じなのだから、物理を選択していない人は結構しんどいと思います。物理を選択していなかった人のために力学Bという授業が開講されているようですが、そこまで中身に大差はないようです。物理非選択者に恨みでもあるのでしょうか。

東大推薦合格者は二次試験で物理を受けていない(そもそも二次試験を受けていない)ため、物理選択者でも力学Bを選択できるというライフハックがありますが、誰かに叩かれそうなのでおとなしく力学Aを受けていました。

授業はたまにわからないところがあったのですが、テストが意味わからないくらい簡単だったため、成績はよかったです。先生ガチャに勝利したのを感じました。結局最後に勝つのは運です。

情報

情報の授業は高校で習った範囲をさらに詳しく扱ったみたいな感じでした。クラスによってはプログラミングをがっつりやったところもあるようですが、僕のところはゆるゆるでした。どちらかというとリテラシーを身につけたり、インターネットの仕組みを学習したりと言ったところに重点が置かれていました。

授業後に感想と、次回授業の資料を見て質問や気になることを述べるという課題が出されていたのですが、書く内容が特にないので毎回困っていました。それでもなんとか捻り出して毎回律儀に400~500字くらい埋めていたのは結構偉いと思います。

授業の内容もゆるゆるだったため、だんだん参加者が減っていて面白かったです。僕は真面目だったので、毎回減っていく参加者を眺めてニヤニヤしていました。基本的に悪趣味です。

身体運動・健康科学実習Ⅰ(スポ身)

正式名称はめちゃくちゃ長いですが、大体の人はスポ身とか体育とか呼んでいます。まあ体育の授業です。スポ身のスポは多分スポーツのスポなんだと思いますが、どこからきたのかはよくわかんないです。

スポーツして、たまにレポートを出したら単位がくるので楽単の授業です。楽単な上に、成績も緩いため、ちゃんと出席していればゴミレポを出した人でもほとんどの人が優(80点以上)または優上(90点以上)の成績になります。

僕はゴルフがやりたかったのですが、抽選に漏れてしまって陸上をやることとなりました。陸上の授業はそういう人らの集まりなので、基本あんまりやる気はないです。もちろんガチ勢もいるため、結構温度差は激しいです。しかし、ガチ勢は基本的に優しいため、雰囲気はよかったです。

これも数少ない対面授業であったため、スポ身の選択が一緒だった人は結構仲良くなりました。対面授業って大事だと思います。切実に。

初年次ゼミナール

通称初ゼミ。ゼミ形式で好きな授業を選ぶことができます。僕は化学に関する授業を選びました。僕の取っていたクラスでは、調べ学習と発表を毎週繰り返すような形式で、好きな分野について調べていたため、楽しかったです。

初ゼミはなぜか理系と文系で仕様が少し異なっていて、文系では点数がつくのに対して、理系では単位が出るか出ないかだけしかつきません。この仕組みもよくわかりません。

点数が出ないにもかかわらず、初ゼミが楽しくて結構な時間を費やしてしまったのはちょっと戦略ミスだったかなと思います。まあ、楽しかったのでなんでもオッケーです。

ちなみに、落単して2年生で再履修することになった際は「次年次ゼミナール」とか揶揄されることになるのでお気をつけ(?)ください。

まとめ

今回の記事では東大1年生のSセメスターの必修授業についてご紹介しました。東大受験生や東大の新入生にとって役に立つ記事となったら幸いです。

僕が実際に東大に推薦入試で合格するまでの経緯を知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください!
【推薦入試】東大に推薦入試で受かった話

また、推薦入試って何?という人は以下の記事をどうぞ!
東大推薦って何?現役合格者が解説してみた

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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