日本数学A-lympiadって何?予選通過者が解説してみた

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こんにちは!東大生ブロガーのこくれんです。

今回の記事では僕が高校1年生、2年生の時に参加した日本数学A-lympiadという大会についてご紹介しようと思います!

A-lympiadという大会に参加した経緯について知りたい方は次の記事をチェックしてみてください!
【現役合格】東大に推薦入試で受かった話

A-lympiadって何?

日本数学A-lympiad(以下A-lympiad)とは、金沢大学が主催している数学の大会です。以下に、金沢大学が公式に発表しているA-lympiadの目的を抜粋して掲載しておきます。

「日本数学A-lympiad」は,現在,日本で一般に普及している数学オリンピック(Mathematical Olympiad)のように純粋で抽象的な数学の知識・技能の高さを個人単位で競い合うものではありません。同じ学校に在籍する3~4人がチームを組み,現在の世界的課題を背景として作成された実社会に起こりうる問題(英文)を読み解き,数学の力を利用して社会にとってより良い解決案を提案します。グローバルな課題を発見する力,主体性や活発なコミュニケーションに基づく協働性,レポートを論理的に構成する力,英語力等が総合的に試されます。

金沢大学HP 第4回日本数学A-lympiad 募集要項

よくA-lympiadの話をすると、数学オリンピックと混同されるのですが、これを見てもらうとわかるように、A-lympiadは数学オリンピックとは異なった意義を持つ大会となっています。

数学オリンピックと何が違うの?

具体的に、A-lympiadが数学オリンピック(以下数オリ)と異なる点をいくつか紹介します。

団体か個人か

まず、A-lympiadは、団体戦です。先の引用内に示されている通り、3~4人のチームで相談しながら回答を作成することとなります。ルール上は3人でも参加可能ですが、表彰されているチームはほとんどが4人チームであるため、好成績を狙おうと思ったら4人で参加することがほぼ必須です。一方、数オリは個人戦となっています。

ちなみに、団体で数学の能力を競う大会といえば数学甲子園を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。この大会に関しては、予選では相談が不可能であったり、チームメンバーの平均点で予選の結果が左右されるため、単に人数が多い方が有利というわけでもなかったりするという点で、A-lympiadとはまた違った面白さがあるのではないでしょうか。(筆者は数学甲子園の予選日と部活の大会が被ってたので参加したことはないですが)

試験時間

次に、試験時間の違いが挙げられます。予選については、A-lympiadでは9:00~16:00の7時間、数オリでは13:00~16:00の3時間となっています。単純な長さで言えばA-lympiadの方が長いですね。

また、試験時間の内訳(?)もA-lympiadの方がやや特殊です。A-lympiadでは、与えられた7時間の間に、どれだけ休憩を取っても構いません。

ずっと寝ててもOK(多分チームメイトに怒られるけど)

そのため、単に問題を処理する能力に加えて、タイムマネジメントの力が求められます。なお、世界大会のMath A-lympiadでは、問題が渡されて、次の日の昼までに解いてくるという形式だったので、より自由度が増します。寝た方がいいのか、徹夜して完成させた方がいいのか、そんな駆け引きが存在したりしなかったりします。

問題の内容

最後に、問題の内容が違います。数オリで問われるのは、我々が想像する、いわゆる「数学」です。学校で習う「数学」の問題が解けていれば、ある程度の点数が見込めるようになってます(最後の数問はヤバいですが)。

一方、A-lympiadで出題される問題は、実社会に基づいている場合が多いです。僕が参加した2018年の第一回大会の題材は感染症でした。2020年のコロ助パンデミックを予見していたかのような問題選定でビビり散らかしますね。人と人との接触や、感染経路などを数式やグラフを用いて可視化するようなもので、今では富岳とかいうクソデカコンピュータが計算してることを人力でやらせるという鬼畜使用でした。

第一回大会に参加したときは4年生(高校1年生相当)でしたが、太刀打ちはできたため、A-lympiadはそこまでハイレベルな数学の知識を求めているというわけではないようです。

ちなみに、Math A-lympiadではヨーロッパで人気のテレビ番組のルールをもとにして、賞金が最大になる戦略を考えるといったものでした。ヨーロッパで人気のテレビ番組なんて極東のアジア人が知ってるわけないので、ちょっと不利なんじゃないかと思いましたが、そもそも問題文が英語の時点で世界大会は多少不利なので、どうしようもないなと若干諦めていました。

まとめ

今回は日本数学A-lympiadという大会についてご紹介しました。数オリと比較した際のA-lympiadの特徴は3~4人の団体戦で、7時間の自由な時間が与えられて、実社会に即した問題が出題されるということでした。

数オリで必要とされる能力とは方向性が異なっているため、数学に自信があるからといってA-lympiadでよい成績がとれるとは限りません。逆に、僕みたいな数弱でも優秀賞のチャンスがあるということで、周りに興味がある人がいれば誘って参加してみてはどうでしょうか。

執筆時点(2022/03/10)ではコロナのアレでオランダ渡航はしばらく厳しそうですが、うまくいけばオランダに旅行できるチャンスでもあるため、ぜひチャンレンジしてみてください!!

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僕はA-lympiadを利用して東大の推薦に合格したのですが、東大の推薦って何?っていう人は次の記事をチェックしてみてください
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