こんにちは!東大生ブロガーのこくれんです。
今回の記事は東京大学の学期割について説明します。小学校や中学校、高校では3学期制が採用されているところが多いと思いますが、大学の学期割では2学期制が採用されているところも多いです。
東大でも2学期制が採用されているので、その点について詳しくご紹介しようと思います。
- 東大の学期割ってどうなってる?
- セメスターって何?
- タームって何?
セメスターについて
先述の通り東京大学では2学期制が採用されていますが、その各学期はセメスターと呼ばれています。前半(4月〜7月)までの期間をSセメスターと呼び、後半(10月〜1月)までの期間をAセメスターと呼びます。1年生のSセメスターは1S、2年生のAセメスターは2Aといった要領で呼ばれることが多いです。
ちなみに、Sセメスター、AセメスターのSやAはそれぞれsummer、autumnの頭文字を取っています。
各セメスターの内訳は13週間の授業日と1週間前後の補講日、2週間程度の試験期間となっています。基本的には毎週同じ曜日には同じ授業が入っていて、それを13回繰り返すという形ですが、休日や入試などの都合でやや曜日がずれることもあります。
Sセメスター
SセメスターのSはsummer(夏)の頭文字を取っています。かつて夏学期と呼ばれていた頃の名残だと思います。実際に夏学期と呼ばれる先生もいらっしゃいます。(僕は入学してしばらくの間、Sをspringの頭文字からきているのかと思っていました。多分こういう人僕以外にも多い。)
例年は五月祭が行われるのがSセメスターですが、ここ2年間はコロナウイルスの影響で延期となっています(2021年度現在)
また、理科一類入学者が最も忙しいのが1年生のSセメスターだと言われています。これは理科一類では必修の授業がかなり多く入っているのと、初めてのサークルやバイト、大学生活などいろいろなことが重なるからだそうです。もちろん理科一類以外の科類の入学者も同様の理由で忙しいと感じる人が多いと思います。ちなみに僕は適度にサボって休みながら過ごしていたため、そこまで忙しいと感じませんでした。このあたりは人によると思います。
理一の1Sでの授業について知りたい人は次の記事を読んでみましょう!
》東大の一年生の授業ってどんな感じ?(Sセメスター必修編)
1Sと対照的に、理系の学生では、2年生のSセメスターが比較的暇になります。これは必修が少ないということが主な要因です。計画的に授業を履修していれば、2Sで取る必要がある授業をかなり減らすことができ、この時期をインターンや自動車免許、自分がやりたいことなどに有効活用している学生もたくさんいます。
3年生以降では、どの学部に入るかによって忙しさはまちまちとなります。
Aセメスター
AセメスターのAはautumn(秋)の頭文字を取っています。かつて秋学期と呼ばれていた頃の名残だと思います。こちらも同様に秋学期と呼ばれることがたまにあります。
秋学期は年末年始を挟むのですが、この年末年始は1週間程度しか休みがありません。そのため、僕のように地方出身の学生だと、帰省するには少し短く感じるかもしれません。2021年度に関しては、オンライン授業が実家で受けられるということもあり、帰省していた人もいました。
11月には駒場祭が行われるため、キャンパス内では各クラスやサークルで準備をしている人の姿が見えることもあります。
また、秋は銀杏ができる季節なので、銀杏の匂いが結構酷くなります。駒場キャンパスでも本郷キャンパスでも銀杏は植えられているため、どちらに行っても逃げ場はなく嗅覚が襲われます。銀杏並木はとても綺麗ですが、鼻にはこたえる時期です。
タームについて
先に紹介したセメスターをさらに二分割したものがタームです。SセメスターはS1タームとS2タームに分かれていて、Aセメスターも同様にA1タームとA2タームに分かれています。一年生のSセメスターを1Sと呼んでいるので、この辺りは少しややこしいかもしれません。
このようにセメスターをタームに分割している理由は、一部の授業がタームで開講されているからです。セメスターで開講されている講義は全13回の授業からなりますが、タームで開講されている授業は全7回の授業からなります。また、ターム開講の授業は単位数がセメスター開講の授業の半分であるという特徴もあります。
ターム開講の授業が7回なら、2タームで14回分の授業となり、セメスター開講の場合より1回分多くなるじゃないか、と思った方もいるかもしれませんが、この辺は補講になっている日をうまく活用して調整されています。
Wターム
実は先ほど紹介した4つのターム以外に、Wタームと呼ばれるものも存在しています。このWはwinter(冬)の頭文字で、2月から3月にかけての期間を指します。
この期間は、駒場生にとっては基本的に休みとなりますが、一部の授業ではこの期間を開講時期に指定しているものもあります。また、進学する学部によってはWタームに通常の授業が入っている場合もあります。詳しくは学事歴を参考にしてください。
まとめ
今回の記事では東大の学期割についてご紹介しました!東大は2学期制を採用していて、それぞれの学期が2タームに分かれています。
この情報がお役に立ったなら嬉しいです!
僕が実際に東大に推薦入試で合格するまでの経緯を知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください!
》【推薦入試】東大に推薦入試で受かった話
また、推薦入試って何?という人は以下の記事をどうぞ!
》東大推薦って何?現役合格者が解説してみた
最後まで読んでいただきありがとうございます。