予選通過者が語る!化学グランプリの対策方法

大学受験

こんにちは!東大生ブロガーのこくれんです。

今回は2019年の化学グランプリで高校2年生でありながら予選を通過した僕が、化学グランプリの対策方法をご紹介してみようと思います!

なお、二次選考についても触れていますが、僕は化学グランプリ二次選考では銅賞止まりで、国際化学オリンピックの候補生には選ばれなかったため、基本的には予選(一次選考)通過を目指す方を対象にした対策方法となっています。

国際大会の候補生に選ばれる実力がある人は、逆に僕が教えてもらいたいくらいなので、ご連絡ください笑

こんな人におすすめ
  • 化学グランプリの予選を突破したい!
  • 化学グランプリに出場してみたい!
  • 化学の勉強法が知りたい!

そもそも化学グランプリって何?っていう人は先に次の記事を読んでみてください。
予選通過者が語る化学グランプリに絶対出るべき理由

どんな問題が出るのか

対策云々の前にまずは相手を知るところからです。一次選考、二次選考でどのような問題が出るのかご紹介します。

一次選考

化学グランプリの一次選考は全問題がマーク形式です。試験時間帯は13時30分〜16時で、回答時間は150分となっています。

高校化学の全ての範囲が出題されうるため、高校2年生以下で化学グランプリに出場する際は多少の予習をしておいたほうが良いかもしれません。

複雑な計算問題が含まれる場合は電卓が支給される年度もあります。(関係者の話では支給されるかされないかはスポンサーによるらしいです)

具体的な問題内容としては以下のような問題が出題されています。

問ウ 下線部a(還元する)の語句の定義を次の1~6のうちから一つ選びなさい。

1水素イオンを与えること 2水素イオンを受け取ること

3電子対を与えること   4電子対を受け取ること

5電子を与えること    6電子を受け取ること

化学グランプリ 2021 一次選考問題

これは教科書に書いてある知識をそのまま問う問題で答えは6になります。このような基本的な内容の問題も多数出題されており、そのような問題を全て確実に解くだけでもかなりの点数が期待できます。

一方、以下のような問題も出題されています。

問キ 以下の 4 種類のハロゲン化メチル(CH3F, CH3Cl, CH3Br, CH3I)の 1H-NMR スペクトルを測定したとき、CH3-のプロトンのピークの化学シフトが大きい順に並べなさい。

化学グランプリ 2021 一次選考問題

これは内容としては大学レベルの化学に区分される問題となっています。しかし、こういった問題には必ず問題の前後でヒントや誘導となるような文章が添えてあるので、高校範囲で習った化学の知識を応用すると解けるようになっています。

このような応用問題の正解数が一次選考突破の鍵を握っていると言っても過言ではないでしょう。

また、ある程度の時間が経過してからは途中退室が認められる場合があります。もう解ける問題がないという場合や、見直しも全て完了したという場合などに利用できる制度となっています。

僕が参加した会場では、最後まで残っていた人の方が少なかったため、気楽に受験しにきている人も多いのだと思われます。

二次選考

画像はイメージですが、割とこんな感じの雰囲気や設備でした。

二次選考は実験をしてその結果をもとに考察をまとめて提出するという方式です。実験の正確さや、考察の鋭さなどが主な評価基準となっています。

実験の際に支給される白衣保護メガネはそのまま持ち帰ることが可能で、ロゴが入っているため高校での実験の時に着用するとちょっと浮きます(実体験)。

試験時間帯は13時〜17時で、回答時間は240分です。

出題範囲は一次選考と同様高校化学の全ての範囲となりますが、それらを駆使した応用的な内容が多数出題されます。

過去の出題としては鈴木・宮浦カップリング反応(2019)、色素分子と光の相互作用(2018)などがあります。いずれも高校化学では扱われない範囲ですが、誘導となっている文章を読むとその内容が理解できるようになっています。

観測の装置は数人で共有する場合もあるため、時間には余裕を持って取り組む必要があります。

僕は問題文を理解することに時間がかかってしまったため、大学範囲の有機反応への理解があると、そこの時間が削減できたかと思います。

対策の方法

一次選考

一次選考の対策は、高校化学の学習がもっとも効果があると思います。

特に、早い段階から化学グランプリへの出場を考えているという人は、有機化学の学習をしておくのが良いでしょう。有機化学は高校化学でも最後の方に習う場合が多いため、他の参加者と差をつけることができる可能性があります。

ざっくりとした化学の勉強方法については次の記事でご紹介しているので併せてチェックしてみてください。
【3ステップ】現役東大生が語る高校化学の勉強法

ある程度高校化学を勉強した後は、化学グランプリの過去問に取り組んでみましょう。

2017年度版のものは次のリンクから手に入れることができます。
2017年度版冊子PDF

また、以下のような公式の冊子も出ておりますので、そちらを読んでみることもおすすめです。こちらについては二次選考で含まれる実験の内容についての記載も含まれているため、先を見据えた対策が可能になります。迷ったらまず緑の基礎編を買ってみて、合いそうなら全部買っちゃうのがおすすめです。

二次選考

二次選考の対策は主に実験が大事になってきます。

二次選考の出場が決まったのち、高校の先生に協力していただけるなら過去問で出題された実験をいくつかやっておきましょう。

過去問と全く同じ実験が出題されることはないかもしれませんが、決まった時間で自分で実験を計画し、結果をまとめて考察するという試験には通常の化学の授業だけでは対応できないでしょう。

できるならば、学校でできない実験についても器具の扱い方や実験手順などを調べてまとめておくと、いざ二次選考が始まったときも落ち着いて実験を始めることができるはずです。

また、こちらも先述の公式本が有効に活用できるので、そのような書籍を参考にしても良いでしょう。

まとめ

今回の記事では化学グランプリの対策方法についてご紹介しました。化学グランプリでは、およそ80名くらいが二次選考に出場できます。上位の方は大学化学をやっちゃってますみたいなガチプロが存在しますが、僕みたいに高校化学が怪しい状態でもなんとか二次選考に出場できたというケースもあります。

高校2年生でも、高校1年生であっても、二次選考に残れる可能性はあるので、愚直に勉強して対策を積んでいきましょう!わからないことがあれば気兼ねなく先生や周りの化学できそうな人に質問しまくりましょう。

みなさんが化学グランプリで好成績を残せることをお祈りしておきます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

YouTubeTwitterでも情報を発信しておりますのでフォローや拡散をぜひお願いします!!

化学グランプリ以外の大会にも興味があるという人には、以下の記事もお勧めです!

タイトルとURLをコピーしました