東大の進振りって何?メリットやデメリットについて解説してみた

東大の生活

こんにちは!東大生ブロガーのこくれんです。

今回は東大生ならほとんど誰しもが通る道である、進振りについて解説しようと思います。

こんな人におすすめ
  • 東大の進振りについて知りたい人
  • 東大の仕組みについて知りたい人
  • 進振りの意味について知りたい人

進振りって何?

進振りとは「進学選択」のことを指し、大学入試の時点で専門の学部学科を決めず、入学後に決定するという仕組みを指します。

理転や文転の例もしばしばみられるように、学部や学科の選択肢が広いため東大の進振りは有名ですが、東大以外にも進学選択制度を採用している学校は多数存在します。

例えば、東京工業大学では受験時に「学院」を選択し、2年次に「学系」に進学する仕組みになっています。東大ほど自由度が高い仕組みではありませんが、進学選択制度の一つの形です。東工大のについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

東大や東工大以外にも、大学ごとで多少の仕組みは違えど進学選択制度を採用している大学は存在しています。

なんのために進振りがあるの?

進振り制度は「リベラルアーツ」と「レイトスペシャライゼーション」という二つの側面から採用されていると考えることができます。

リベラルアーツとは

まず、リベラルアーツを直訳すると、「自由な学芸」といったところでしょうか。「リベラル」という言葉は政治的な意味合いでも使われることがあります。日本語らしく噛み砕くと、「教養教育」と言い換えることができると思います。これは、分野に限らず広く教養を学びましょう、という考え方のことを指しています。

例えば、理系分野に興味がある学生であっても哲学や論理学、歴史などの人文学系の学問に触れる機会を与えるという教育制度がこのリベラルアーツに基づいています。東大は「前期教養学部」という学部名からもわかる通り、特にこのリベラルアーツの考え方を重要視していると思います。

このリベラルアーツの目的としては、学生に広い視野を持ってもらったり、むやみに他人を傷つけることのないような人物になってもらったりすることが挙げられると思います。

レイトスペシャライゼーションとは

レイトスペシャライゼーションは直訳すると「遅い専門性」となります。これについてはわかりやすく、専門的な教育を急がないということです。欧米では主流の考え方だそうです。

これはリベラルアーツ教育をする上での帰結として受け入れることもできます。始めに教養教育を受けることで、結果的に専門性を獲得するのが遅くなるということです。

ただ、レイトスペシャライゼーションは悪いこととは言い切れず、まだ知識の浅いうちに専門性を決める必要がないという点で学生に余裕ができるという見方もできると思います。

もちろん、自分の将来像が明確な学生には早く専門的な学習の機会を与えるべきという考え方もあり、例えば東大の推薦入試はそのような側面もあるのだと思います。僕は東大に推薦で合格したため、専門分野を早い段階で絞っているため、レイトスペシャライゼーションの考え方とは違った立場にいるような気がします。

ちなみに、東大推薦についての記事はこちらから読めます!
東大推薦って何?現役合格者が解説してみた

進振りのメリットとは

ここまで進振りについて色々解説してきたわけですが、東大という進振りがかなり強く意識される環境にいて感じたメリットやデメリットについてご紹介しようと思います。

広い教養が身につく

これは先述のリベラルアーツの恩恵を受けています。

僕は実際にジェンダー論や哲学、言語学といった人文学系の授業をいくつか履修しました。これは理系で突き進むと決めてしまうとあまり触れない分野だと思ったので、これらを勉強できたことはかなりのメリットだったと思います。

特に、ジェンダー論や哲学は思考の枠組みが変わるような体験ができるため、何やってるのか全くわからないというような人は、まずは本を読んでみるだけでも勉強になると思います。教養学部って、スゲーーってなりました。

進学選択のミスマッチが防げる

二つ目のメリットとしては、進学選択のミスマッチが防げることです。

高校の受験時点では大学に入ってどのようなことをするのかがあまりわかっていない状態で受験する学部や学科を決めてしまうというケースが少なくないと思います。このような場合、入学したはいいものの大学で勉強している内容が思っていたのと違う、ということになりかねません。

一方、進振りがあると進学選択まで時間的余裕があるため、じっくり自分の進路について考えることができます。

もっとも、東大に推薦で合格した場合は進学する学部や学科が決まっているためあまりこのメリットは享受できませんでしたが……

進振りのデメリットとは

競争が過激になる

逆に、進振りにはデメリットも存在します。

その一つが「競争が過激になる」ことです。

本来進振りは行きたい学部をあとから選べるという仕組みだったのですが、特定の学部学科に人気が集中すると話は変わります。現在だと、理系では航空宇宙情報系の学科の新振り人気が非常に高くなっています。

こういった学科に入ろうと思うと、点数が取りやすい授業をリサーチし、レポートには大量の時間を注ぎ込み、テスト勉強も他の人より早く始める……こんな生活を送る必要があります。東大はただでさえ勉強ができる人が集まってくるのに、その集団の中で良い成績を取ろうと思うとかなりの努力が要求されるのです。

このように競争が過激になると、取りたい授業よりも点数が取れる授業を優先してしまい、先ほど挙げた「幅広い教養が身につく」というメリットを十分に活かすことができません。

まあ何事も一長一短というわけです(うまくまとまったような気がする)

まとめ

今回は東大の進学選択、いわゆる「進振り」についてご紹介しました!

一見面白そうな制度ではありますが、やはり一長一短な側面はあります。

興味があったらぜひ東大に入ってみてください!!!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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とまあ色々述べてきたわけですが、僕自身は推薦で合格したので進振りにはあまり縁がなかったりします。そんな僕が推薦で合格した経緯が気になる方は次の記事をチェックしてみてください!
【現役合格】東大に推薦入試で受かった話

また、他にも推薦入試について気になる方は次の記事もおすすめです!
東大推薦って何?現役合格者が解説してみた

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