【推薦入試】東大に推薦入試で受かった話

大学受験

みなさんこんにちは!こくれんです。

今回は東大の推薦入試に現役合格した私が、どのような経緯で出願を決意し、合格を勝ち取ったのかということについて時系列に沿ってまとめていきます。東大の推薦合格者がどのようなことを考えていたのかを知りたい人や、東大推薦への出願を実際に考えている高校生におすすめの記事となっています!

そもそも東大の推薦入試って何?という形は以下の記事を読んでからこの記事を読むとより分かりやすいかと思います!

中学生以前

中学生になる前、要するに小学校を卒業するまでは大学受験についてあまり意識したことがありませんでした。知っている大学名も東大京大に加えて地元の大学くらいだったと思います。しかし、親にそそのかされて地元の中高一貫校への受験に備えて塾に通ってはいました。

中学受験は無事合格することができて、はれて高校受験が免除されることとなりました。中高一貫校では早い段階から大学の話をされることがままあります。その影響で、中学2年生のときからぼんやりと大学について考えていたりしました。

基本的に負けず嫌いだった僕は勉強でも誰かに負けるのが嫌で、大学受験でも誰にも負けたくなかったため、日本一の大学を志望してやろう、と思うようになりました。

そんなこんなで東大志望となった僕は、ここから猛勉強をして順調に成績を伸ばす……わけでもなく、ダラダラ過ごしていつの間にか中学校を修了していました。

はにわくん
はにわくん

果報は寝て待てって言うもんね

ダラダラ過ごしてはいましたが、勉強は完全にサボっていたというわけではなく、一応そこそこの成績を維持していました。

高校一年生のとき

転機が訪れたのは高校一年生の時。当時の同級生で、テストの成績を競うような相手、いわばライバルができたのです。

彼は定期テストを完全に暗記で乗り切るタイプで、あまり勉強しなくても8割は取れるというようなテストであってもガチガチに暗記して100点近く取ってしまうという、効率の悪いロボットのような人でした。

彼に負けたくないという一心で定期試験では僕も無闇に暗記を繰り返して定期テストの成績をぐんぐん向上させていきました。その結果、校外模試の成績も伸びるようになりました。今思うと効率は悪かったと思います。

さらに一大イベントが起こります。

たまたま数学の先生に声をかけられた数学の大会全国二位の成績を収めて世界大会に出場することが決まったのです!!

この大会はグループで問題を解決するというコンセプトで、第一回大会で参加グループが少なかったために奇跡的な成績を獲得してしまいました……

たまたま数学の先生が目をつけてくれたこと、たまたま第一回で参加グループが少なかったことなど、かなりが味方してくれました。

この経験から、当時の担任の先生との面談で、「東大の推薦」という単語を初めて出していただけました。

そして何とこの担任の先生、以前勤めていた学校で東大推薦合格者の指導をした経験があるそうなのです。豪運は止まりません。

ここから東大推薦について興味を持つようになり、自分で調べるようにもなりました。

高校二年生のとき

学年が上がり、本格的に受験を意識するようになりました。この年は、「化学グランプリ」と「科学の甲子園」という二つのコンテストのおかげで、推薦入試の合格が近づき、同時に自分の勉強に対する視野も広がったように感じます。

先述のライバルのおかげ(?)もあって、学校内や校外模試での成績はうなぎ上りで、学校内で上位を維持し続けていました。このときあたりから、東大には一般と推薦の両方で出願しようと決意しました。

化学グランプリ

化学グランプリ(通称:神楽)は化学に興味のある高校生以下を対象とするコンテストです。予選と二次試験に分かれていて、その総合成績で国際化学オリンピックへの出場権を得る機会が与えられます。

詳しくは以下の記事を参照してみてください。

僕は高校一年生のときに化学の先生に声をかけていただいて、初めて化学グランプリというものに出場しましたが、当時は全く歯が立ちませんでした。それもそのはず、化学グランプリは高校化学の全ての範囲が出題されるのです。

悔しかった思いを胸に、「今年こそはより良い成績を……」という気持ちで二回目の化学グランプリに臨みました。今回は付け焼き刃で未修の有機化学も学習していきました。

結果は……

補欠…

化学グランプリの予選では全ての問題がマーク問題であり、わからなかった問題のいくつかは勘で塗って正答を得たものもあったので、やはりこれものおかげかもしれません。

はにわくん
はにわくん

勉強不足の分は有り余る運でカバーしたんだね

これで得たものも多かったので、化学グランプリは大変良い思い出になりました。

科学の甲子園

科学の甲子園とは、高校生のチームを対象として科学の幅広い知識を問うコンテストです。各都道府県で予選を勝ち抜いた代表により本戦が開催され、本戦で優勝したチームにはサイエンス・オリンピアド(アメリカ大会)への出場権が与えられます。

僕はこの大会についても高校一年生で初参加し、当時は良い結果が得られませんでした。その後チームメンバーと共に改善点や次回に向けての役割分担などを綿密に打ち合わせし、見事県大会で優勝することができました。

順調に全国大会の準備を進めていたのですが、開催時期時が2020年3月で、世は新型コロナウイルスでちょうど騒いでいたため、中止となってしまいました…(今から考えると3月の時点では開催しててもよかったような…)

のちに東大の同級生と話していると、同じ大会に出場予定であった人もちらほらいて、もし開催できていたら非常に高いレベルの人たちと交流ができていたのだろう、と考えると残念に思います。

高校三年生のとき

いよいよ受験生となり、今までぼんやりとしか考えていなかった「東大の推薦入試」を具体的に対策するようになりました。同時に、一般入試の対策もしなくてはならないため、準備がかなり忙しくなってきました。

夏休みまで

始業から一ヶ月ほどで新型コロナウイルスの拡大、緊急事態宣言のため休校が決定しました。

休校期間中はなぜか非常にやる気に満ち溢れていたため1日十時間を超える勉強時間を確保し、猛烈に勉強をしていました。この時期は推薦の対策は全くしておらず、未修範囲の予習や二次試験対策などを行なっていました。

休校期間があけてからも時間を短縮した授業や、オンラインの授業形態が続き、次第に勉強に集中するのが難しくなっていきました。

そののち、僕の学校では幸いなことに学園祭が中止されなかったため、文化祭や体育祭の準備に取り組むようになり、いよいよ勉強時間の確保が難しくなっていきました。

夏休み期間中

休校期間が長かった影響で、授業時間の確保のため夏休みはかなり削られてしまいました。そのため夏休みといっても1週間程度しかありませんでした。学園祭準備、近づく受験、推薦のこと、模試の結果など不安になる要素が多かったため、何事にも集中できず、今となっては後悔するような生活を送っていました。

夏休み明け~秋

夏の冠模試がかえってきて、結果を見るとA判定でした。

ここから少し調子に乗り始めます

学園祭も終わって推薦の準備も始まってきた僕は、「一般入試の方はこのままで受かるんじゃね?」と思い始めるようになります。

推薦の準備で行っていたことは、提出書類の作成と、学年団の先生による面接対策です。この面接対策というのがかなり厄介で、僕が志望している工学部では興味のある分野に関連した大学生の範囲が質問されることがあります。

そのため、大学受験に直接は必要ないような知識も勉強する必要があり、一般入試の対策と面接の対策の両立に苦労しました。

そこで僕が出した結論はこうです。

12月の面接本番までは推薦対策だけに打ち込もう

はにわくん
はにわくん

一般入試の対策はどうした

一般入試はこのまま現状維持で大丈夫だろうという楽観的思考に達してしまったのです。このようなメンタルで秋模試を乗り越え、本番が近づいてきました。

~面接

実は、東大の推薦は、出願した人全員が面接を受けられるわけではありません。推薦についても、書類審査による第一次選考、いわば足切りが存在するのです。しかもその一次選考の発表が面接の2週間前です。心臓に悪いことこの上ありません。

この足切りについては、そこまで受験者の数が減らされるというわけでもないため、書類の内容がしっかりしていれば特に問題ないと考えられます。したがって僕も十中八九通っているだろうとは思っていました。

それでもやはり、もし通っていなかったらと考えると身がすくみます。

いつでも応援してくれていた両親、週に何度も面接の指導をしてくださった化学の先生、相談に乗ってくれた担任の先生、志望先は違えど一緒に推薦対策で教室に残っていた同級生……

彼ら/彼女らにどう説明したらいいのだろう、そんな思いで不安に襲われていました。

しかし、その不安は杞憂に終わりました。第一次選考合格者の一覧に僕の番号がありました。束の間の安堵ののち、目前に迫る面接の最終確認を行いました。

そうこうしていると、面接の前日になりました。僕の面接は昼からだったので、下見も兼ねて前日入りをすることにしていました。面接が行われるのは赤門のある本郷キャンパスです。本郷キャンパスまでの道のりを確認し、当日必ず言うことを頭に入れておきました。

あまり験担ぎはしない方ですが、ホテルの近くのご飯屋さんで「カツ丼」を食べておきました(笑)

当日になり、面接が始まるまでは化学の本や論文を読んで過ごしていました。

面接では、言おうと思っていたことはかなり言えたのですが、終始手応えを感じることができませんでした。

……落ちたな

これが正直な感想でした。僕はもともと悪い結果を想定しておいて、良かった時はその分余計に喜ぶという癖があるため、それもあったかもしれません。

……やっぱり受かってるかな

少し経ってからそう思うようにもなりました。

はにわくん
はにわくん

どっちやねん

思い出補正というやつでしょうか、後から振り返ってみると面接の内容は悪くなかったように感じてきました。

後から考えても仕方ないので、気持ちを切り替えて共通テスト(旧センター試験)の対策に臨みました。

共通テスト

年末年始は共通テスト対策でほとんどの時間を費やしました。何かに熱中して面接について考えるのをやめたかったという心理も働いていたように思います。

結果としては、共通テストは843/900となって、かなり成功しました。

物理や化学で100点が取れなかったのは悔しかったですが、全体としては満足いく結果となりました。

以下の記事に詳しい感想が掲載されています。

推薦入試では共通テストの結果も加味されるのですが、この結果だと共通テストで足を引っ張るということはないだろう、と少し安心しました。

合格発表

緊張の共通テストを終え、いざ合格発表です。僕が受験した際の合格発表日は2月16日。前期試験の開始は2月25日でした。そのため、他大学の推薦受験生と異なり、まさに前期試験の直前まで筆記試験の対策をしておく必要がありました。

はにわくん
はにわくん

推薦合格の人もギリギリまで勉強させようとする東大の意志を感じるね

二度目の受験が訪れる直前に合格発表があるため、ドキドキして前期試験の勉強に手がつかなくなるかと思っていましたが、意外とそんなことはありませんでした

むしろ、合格発表のことはできるだけ考えないように、毎日学校に残って一般入試の対策をして気を紛らわせていました。後から考えるとこの試験勉強が発揮される機会はなかったわけですが、この期間のおかげでリラックスして合格発表の日を迎えることができました。

合格発表当日は、直前まで一緒に勉強していた東大や京大志望の同級生たちと一緒にスマホで見ました。(校内は一応スマホ禁止だったけど)

僕自身は受かっていないという後ろ向きな気持ちでいたので、合格者を一つ一つ確認して自分の番号があったときはマジで嬉しかったです。

すぐ先に前期が迫っている同級生たちも祝福してくれて、その足で職員室に向かってお世話になった全ての先生に合格の報告と感謝を述べました。

そのとき一緒に見てくれた友達の中には東大に前期で受かった人もいて、彼らとは今も仲良くしています。合格発表という人生最大の緊張する瞬間を一緒に過ごせたのが彼らで本当に良かったと思います。

まとめ

東京大学に推薦入試という制度を利用して合格した一人の人間がどのような学生生活を送っていたのかということを時系列でまとめてみました。

このような結果となったのは自分自身の努力ももちろんのこと、東大の推薦に出願する材料となった各種コンテストの実績については、先生に声をかけていただいたり、チームのメンバーが完璧だったりしたことなど、周りの環境に恵まれていた部分は大きかったと思います。

これから東大の推薦を考えている人や興味を持っている人にとってこれが役に立つ保証はないですが、一つの参考として、割と適当に生きていても受かったりするんだぞ、という例をみて出願に対して前向きな考えになってくれると嬉しい限りです。

最後に、この体験記を綴っていて僕はかなり多くの人の支えがあって合格を勝ち取ったのだなということをしみじみと感じたので、この場でも感謝の意を述べておこうと思います。支えてくれたみなさん、ありがとうございました。

コメント

  1. […] […]

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